怒り癖

繁忙期を経て、怒り癖がついた。
ただでさえ忙しいのに、自分宛てにかかってくる電話は、大抵がその忙しさに追い打ちをかけるような内容。

終電に間に合うかいなかの忙しさで鳴る電話は、無条件に不機嫌のスイッチを入れていた。

繁忙期を終えてすっかり閑散期の今も、その癖が抜けない。たとえ時間に余裕があっても、自分宛てに鳴る電話はその平穏を壊したり、何かトラブルを運んでくるかもしれない、と条件反射的に警戒心剥き出しになる。それは声と態度に思い切り現れてしまい、電話を終えたあとには、実際に湧き出た仕事への苛立ちと、自分感じ悪かったな、という自己嫌悪にいつも苛まれる。

他の人はどんなに忙しくても口角上げながらにこやかに対応する。素直に尊敬するけど、自分限界です、という態度を出しておかないと無限に仕事振られる気がして、なかなかできない。

怒り癖というよりは、トラウマへの嫌悪や恐怖だったりするのかな。またあの地獄のような日々が始まるのか?みたいな。

そんなこと考えてたらドキドキしてきた。これも拒否反応?
大丈夫。平常心、平常心。